洋菓子店「シャトレーゼ」の創業者・斉藤寛さん(シャトレーゼホールディングス会長)が10日、心不全で死去した。90歳だった。葬儀は近親者で営んだ。「お別れの会」を開く予定だが、詳細は未定。シャトレーゼホールディングスが13日発表した。
山梨県旧勝沼町出身(現・甲州市)。県立日川高校を卒業後、1954年に甲府市で焼き菓子製造販売「甘太郎」を創業した。同社と、64年に旧勝沼町に設立した別会社の氷菓製造販売「大和アイス」が67年に合併して「シャトレーゼ」となり、社長に就任。国内外1千店を超える菓子チェーンに育て、ゴルフ場、ワイナリー、ホテル業にも進出した。(三宅範和)